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静岡の着物撮影スポット – 宇津ノ谷峠 –

2018.06.14

本日は、初回”きものラボ”として、メンバーの撮影をしつつ
着物が映える写真スポットの研究をしてきました!

今回訪れたのは、静岡市駿河区と藤枝市岡部町の境にある宇津ノ谷峠(うつのやとおげ)。
とても素敵な写真スポットがたくさんありました。

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国道1号・旧東海道が通る。標高151メートル。

中世から交通の要衝として和歌にも詠われ、現在でも国道1号のトンネルが通過している。
また、平安時代の道(蔦の細道)から国道1号現道のトンネルまで、
全て通行可能な状態で保存されており、道の変遷を知ることができる。
近世東海道の交通を知る貴重なものとして
2010年(平成22年)2月22日に国の史跡「東海道宇津ノ谷峠越」に指定された。

出典:Wikipedia

ラボメンバー全員、着物を着て散策してみました。

ラボメンバー紹介の写真のほとんどがこの時、撮影したものです!
当日は、気温25度 快晴で、とても良い天気で気持ちよく撮影ができました。

カメラマンは、真奈武の大窪佳信が行いました。
着物は、メンバー所有の浴衣や訪問着です。

入口には石の橋があります。

緑葉がとても綺麗ですので、和傘を持ちながら撮影しました。

一番最初の古民家に竹の椅子があります。

はじめ、住民のおばあ様が座っていたのですが、
「ここ撮影スポットだよ」と快く教えてくれました。

初めてコミュニケーションを取らせていただいたのですが、
観光客慣れしている感じでとても暖かい人たちだなと思いました。
こういった点もお勧めポイントですね。

宇津ノ谷の集落は、屋号で呼び合っているそうです。

*屋号とは:集落内における家の特徴を含んで名称にしたもの。
集落内に同じ苗字が集まると不便なのでもう一つの分かり易い呼び名を付けたという事ですね。
今、仕事場のネームプレートでよく見る「鈴木_厚」「鈴木_拓」のようなものでしょうか。
整備された集落は、「どこで撮っても着物が合う」。
それだけ素晴らしい所でした。

さらに上へ登っていくと明治トンネルへの道へ出ます。

そこは、緑に囲まれた坂道です。

思っていた以上に着物での坂は大変でした・・・
一先ず坂の途中で休憩です。
この道は緑が近いので、さわやかな写真が撮れますね。
竹林もあり、撮り方を工夫すれば着物が映える良い写真がたくさん撮れます。

緑が濃い竹林なので補色の赤の和傘をもって撮影しました。
人物が引き立ちますね!
明治トンネル入り口には車椅子用パーキングと小休憩ができる屋根のある場所があります。
ここでお茶などするのもよさそうです。(冬は寒そうですが・・・)
明治トンネル入り口での撮影です。
トンネル内部はレンガ作りで照明がオレンジ色なので、レトロな感じがとても良いです。

このような雰囲気は、浴衣や訪問着ではなく
男・女袴にブーツ・ハットや振袖にブーツなどモダンな着こなしで撮るとよさそうですね。

今回は、和傘をもって撮影をしました。

宇津ノ谷峠自体の入場や駐車は無料です。
平日の空いている日でしたら、
明治トンネル入口付近の車いす用パーキングに停めても良いかもです。

近くのバイパス、道の駅からの距離は結構ありました。
着物に慣れていないと移動が大変なのでお勧めしません。

そば処きしがみさんでランチしながら集落を楽しむのがのんびりできてお勧めです。
小さな集落ですが、撮影スポットは凝縮されているので和装には良い場所でした。
また、街とは離れているので非日常を味わえる所だと思います。

住民の方は温かく良い方達ばかりでしたので、とても観光しやすいです。
また、着物着ていきたいなと思えるお勧めスポットです!